ジェルネイル歴1年のOLです、まさか自分が発症してしまうなんて・・
ジェルネイルはマニキュアに比べると、モチが良く、デザインも豊富です。
日々のおしゃれとして取り入れている方も多いですよね。
そんなジェル愛好家の皆さんは「ジェルネイルアレルギー」についてご存じでしょうか?
特にセルフネイラーさんの発症率が高い、と言われています。
今回は実際に「ジェルネイルアレルギー」が発症したOLが、発症後の対処法やもっと気をつければよかった反省点を記事にしました。
ジェルネイルアレルギーについて知りたい方、アレルギーへの心配がある方の参考になれば幸いです。
この記事は医学・ネイルの専門家ではない筆者の実体験に基づき書かれています。
あくまで一個人の主観による体験談としてお読みいただき、医療に関してのご相談は、専門の医師や薬剤師へお願いいたします。
ジェルネイルアレルギーとは?
「ジェルネイルアレルギー」とはネイルで使用する道具の光や成分が、肌に接触し刺激することで起こるアレルギー反応です。
また「ジェルネイルアレルギー」は正式な病名ではありません。
病院で診てもらうと「接触皮膚炎」という病名で診断されることがほとんどです。
接触皮膚炎は「刺激性接触皮膚炎」「アレルギー性皮膚炎」「光接触皮膚炎」の3種類び大別されています。
筆者の場合は、ジェルが肌に付着することで引き起こされた「刺激性接触皮膚炎」でした。
私たちの皮膚には様々な刺激から守るバリア機能が備わっていますが、この機能の許容範囲を超えた強い刺激に触れてしまったときに起こる炎症を「刺激性接触皮膚炎」といいます。
『接触皮膚炎(接触性皮膚炎)』『かぶれ』の症状・治療法【症例画像】|田辺三菱製薬|ヒフノコトサイト (mt-pharma.co.jp)
アレルギーの有無にかかわらず、誰でも発症する可能性があるそうです。
症状としては、痒み・赤み・腫れ・水ぶくれなどがあります。
筆者は爪のすぐ下の皮膚が特にかゆく、目を凝らすと2~3個の水膨れが出来ていました。
また発症してすぐは、指先に物が触れると痛みや痒みがあり、「キーボードをたたいたり」「チャックの上げ下げ」など指先を使う動作がつらかったです。
痒みが出た場所を赤丸で囲みました。(画像はアレルギー発症前のものです。)
アレルギー発症までの過程
今回のアレルギー発症までを時系列でまとめました。
セルフネイルが完成する。この時点では甘皮処理をした部分に少しだけ痒みがありました。
入浴後、髪を触りながらドライヤーで乾かすと、温風が当たった指や手が猛烈に痒くなりました。
指先が若干赤く腫れていました。
保冷材で冷やしましたが、痒みや手の熱はとれません。
ジェルネイルアレルギー・・?と不安を抱えながらその日は就寝。
強烈な痒みで目が覚めました。昨日よりも手が腫れ、水膨れもできていました。
アレルギーの疑惑が確信に変わり、ネイルをオフ。
アレルギーの症状はネイル直後に起らず、約5時間後に発症しました。
その間に家事や食事を行いましたが、気にするほどの痒みや違和感はありませんでした。
ドライヤーの使用直後は特に症状を感じやすかったです。
発症後の対処法
発症後はアレルギーの原因であろう、ジェルネイルをすぐにオフしました。
せっかく何時間もかけて仕上げた、大切なネイルではあったのですが、日常生活に支障をきたすほどの痒みだったのでオフしました。
「そのうち症状が治まるかもしれない」、その可能性も0ではないと思いますし、筆者も一度は考えました。
ですがジェルネイルにより、症状が出ている自覚がある場合、原因を遠ざける事を最優先に考えて頂きたいです。
症状の悪化を防ぐことが何よりも大切です。
発症した当日は市販薬のオロナインを痒くなった部分に塗っていました。
ですがあまり効果を感じられなかったです。
2日目から病院で処方された塗薬を塗ったところ、劇的とまではいきませんが徐々に痒みが収まりました。
やはり症状の改善は自己流ではなく、病院で診てもらい正しい処置を行うことが一番の近道だと思います。
しかし病院に行く時間をすぐに確保できない方は、まずは市販薬を塗って様子を見てください。
症状が改善されない場合は、病院で症状にあったお薬を処方してもらってくださいね。
「もっと気を付ければよかった!」反省点
今回は筆者なりの反省点を考えてみました。
皆さんの反面教師として、アレルギーを発症させないための参考になれば幸いです。
第一にジェルネイルへの知識不足が最大の原因だったと思います。
どうすれば上手に仕上げられるか、見た目の改善ばかりを気にして、ジェルネイルそのものの「成分」や「仕組み」に関する理解がおろそかになっていました。
ネイリストさんのようなプロは、スクールに通ったり検定を取得し、正しい知識と正確な技術のもと施術を行っています。
そんな時間とお金をかけてようやく取得できる技術を、なんの知識もない素人が見よう見まねで真似をするなんて・・
今では軽率だったな、と反省しています。
「甘皮処理を必要以上にやりすぎてしまった」ことも原因の一つです。
甘皮は爪の根元に張り付いている薄い皮のことで、爪と皮膚の間に細菌が入らないよう保護する役割があります。
爪を長く見せようと、取り除きすぎました・・
甘皮の除去を必要以上にやりすぎた結果、ジェルが簡単に皮膚に流れ込んでしまう状況を作り上げていたのです。
指についたジェルはすぐに拭き取れても、隙間に流れ込んでしまったジェルを取り除くのは難しいですよね。
良かれと思ってやっていたことですが、今考えるとアレルギーの発症を加速させていたと思います。
まとめ
いかがでしたか。
ジェルネイルアレルギーはジェルを扱う人なら誰しも、発症する可能性があります。
特に筆者のように見よう見まねでジェル扱っている、セルフネイラーさんは発症しやすい傾向にあります。
いまは身をもって大好きなジェルネイルができない、切なさを感じております。
だからこそお金はかかってしまいますが、スクールに通ったり専門の教材を取り寄せて、正しい知識を身に着けてから、ジェルネイルを行うことをオススメします。
皆様がお気に入りのジェルネイルで、毎日を楽しく過ごせることを願っています。
\2023年10月26日更新/
ジェルネイルが出来るようになった方法についても投稿しています。
こちらもぜひ見てください。